カラー剤の種類と特徴: ヘアマニキュア
ヘアマニキュアについて
髪の内部のタンパク質を破壊しないので、髪の毛に直接ダメージを与えないものの、色落ちが早いのが特徴です。

酸性染料(ヘアマニキュア)は、水に溶かすとマイナスの帯電する性質を持ち、ヘアマニキュア自体のpHは酸性に調整されています。
この酸性に調整されていることが、髪の毛を染める仕組みには大変重要で、この酸性の液を毛髪に塗布すると、毛髪はプラスに帯電することを利用しています。
酸性染毛料を毛髪に塗布すると、酸性の力で毛髪はプラスに帯電します。
この状態のところに、マイナスに帯電した酸性染料がキューティクルの表面に吸着します。
ヘアマニキュアとは、このように電気的な力で染まっていますので、ヘアカラーに比べて色持ちは短くなっています。
皮膚とも相性がよく、染まってしまうため、皮膚につけられないカチオン界面活性剤など強いプラスの電荷を持ったトリートメント剤を使用すると、カチオン界面活性剤のプラスと酸性染料が引き出されて、褐色が早くなってしまいます。